設計段階でのトラブルにより、開発納期に間に合わなくなる場合もあるでしょう。
そのような状況では、基板実装を短納期で依頼したいと考える方も多いはずです。本記事では、基板実装を短納期で依頼する前に知っておきたい、リードタイムの目安や条件、業者の選び方についてまとめました。
短納期対応のリードタイムは、それぞれの業者によって異なります。
また、業者だけでなく対応する基板の種類、層数、枚数などでリードタイムが変わってくるため、短納期対応でも10日以上かかるケースもあるでしょう。
例えば、2層貫通基板だと通常3~4日で対応するところを、短納期対応で1~1.5日で対応してくれる場合もあります。(※)
また、業者によってはデータの到着時間により納期が変わる場合もあるため、事前の確認が必要です。
リードタイムがかかりやすい要因の1つに、部品の調達状況が挙げられます。
設計はできていても、必要な部品を調達できていなければ待ちの時間が発生し、その分リードタイムも長くなるでしょう。
短納期を実現するには、事前に入手しにくい部品はリストアップし、代替品の選定も進めておくことが大切です。
発注時に提出するデータの完成度も、納期に直結する重要な要素です。
ガーバーデータや部品表(BOM)、実装指示書などに不備や不足がみられた場合、業者側で確認・修正が必要となります。
その分作業開始が遅れてしまうため、データに不備のない状態で提出することが大切です。
意外と見落とされやすいのが、問い合わせのタイミングです。
例えば金曜日にデータを提出できたとしても、工場が土日に稼働しているところと稼働していないところでは、納期も変わってきます。
そのため、できるだけ早い段階で相談・問い合わせを行い、スケジュールの確保や調整を進めることが重要です。
短納期対応業者を選ぶポイントとして、まず特急対応の実績とその対応範囲が明示されているか確認しましょう。
例えば「翌日納期にも対応」と記載されていても、条件によっては適用されない可能性もあります。
短納期案件の実績や、どこまで特急対応が可能なのか、対応可能なロット数や基板の種類などを確認することが大切です。
短納期を実現するうえで、部品調達のスピードも重要な要素です。
そのため、実装業者が部品調達まで一括で対応できるかどうかは、大きな判断ポイントになります。
万が一指定部品の入手が難しい場合でも、代替案の提案をしてもらえる業者を選ぶのがおすすめです。
短納期発注は、データや部品、問い合わせのタイミングが揃っているかどうかが重要となります。
締切日から逆算してスケジュールを考え、早めに動くことによって納期の短縮につながるでしょう。
このメディアでは、試作から調達まで、短納期で対応している基板実装メーカー・業者を紹介しています。
信頼できる依頼先を探している担当者の方は、ぜひご参考ください。
基板実装の依頼先選びは、自社の課題に合う体制や技術を持っているかどうかが最大のポイント。ここでは試作スピード、部品調達力、実装難易度への対応で、それぞれ強みを持つ3社を紹介します。
仕様が固まっていなくても、Web上の標準化されたメニューを選択するだけで実装条件が確定。1枚から依頼でき、最短即日で基板試作・製造まで実行(※1)。高密度設計の代行にも対応可能。
独自の異種面付工法を採用しており、フィルムやシルク版の保管を行わないため、イニシャル費用の無料化を実現。超特急でも「1枚だけ作ると割高になる」という構想試作のネックを解消できる。
日・中・マレーシアでの最適地購買と代替提案により、調達困難な多品種生産やEOL案件に対応。生産予定に応じた1か月分の部品ストックも可能なため、安定供給と在庫負担の軽減を両立できる。
メキシコ、ベトナム、中国、マレーシアに生産拠点を持ち、調達・組立・納品も対応。北米・アジア圏で輸送コスト削減とリードタイム短縮を両立したサプライチェーン構築も目指せる。
自動実装ラインでは対応できない、0.3mmピッチの極小WLCSPや高難度BGAなどといった「高密度実装」に特化。「設計はあるが試作・実装を断られた」といった先端開発も対応できる。
高密度基板でも、年間約3,000件の実績があるリワーク技術(※2)により、周辺部品に熱ダメージを与えないピンポイントな「後付け実装」が可能。高価な試作基板の全損リスクを低減できる。