製造プロセスのすべてをアウトソーシングできるEMSについて、自社のニーズに合うEMS製造業者の選び方のポイントを紹介。生産規模や品質、トラブル対応や費用対効果など、EMSに求められる要件、ポイント別に解説することにより、EMS製造業者選定がしやすいようにサポートします。
EMS製造業者を選定する際、生産規模が製品と適合しているかは重要なポイントの1つです。具体的には自社製品の需要に応じて、適切な生産規模を有する業者を選定する必要があります。
大規模な製品展開であれば、安定した大量生産に対応している大手の業者を選定する必要があります。一方、小規模展開の製品であれば、生産規模の大きさよりも自社の要望に柔軟な対応が可能な小回りのきく業者が望ましいでしょう。
さらに、EMS製造業者の業界経験や技術的な専門知識など、自社製品に関連する分野において十分な知見やノウハウがあるかも選定条件の1つとなります。事前に、自社製品分野における導入事例や成功事例、実績などについて、チェックしておきましょう。
顧客満足を追求する製品を提供するうえで、自社製品の評価に直結する品質の担保は、EMS製造業者選定の重要なポイントです。EMS製造業者は、製品の生産・製造プロセスのすべてを代行し、自社は現場への細かな指示を行うことはできないため、徹底した品質管理体制が構築されているか、確認する必要があります。
品質の担保のほか、リスクや事故の回避、顧客要求事項への対応などに関する規格認証取得についても確認しておきましょう。その際、品質マネジメントシステムの国際規格認証「ISO 9001」だけでなく、自社製品の分野に特化した認証を取得しているかどうかも大切なポイントです。
そのほか、詳細な生産プロセス、品質管理プロセス、厳格な検査基準およびそれに対応するテスト機器の有無などについても把握しておく必要があります。
EMSの受託製造サービスを検討中の企業向けに、業界別に製品生産を推進させるEMS受託製造会社をご紹介しています。「計測・医療・航空宇宙」「家電・住宅設備」「自動車」各業界にフィットするおすすめ3社について、選ばれる理由や規格の対応状況までまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
EMS製造業者は、クライアントとともに製品に関する責任を負うパートナーとなるため、何らかのトラブルが発生した際の対応についてもチェックしておきましょう。生産プロセスにおける不具合やトラブルは、どんな企業でも回避できない問題であるため、EMS製造業者のスピーディーかつ適切な対応が必須となります。
迅速かつ適切なトラブル対応のためには、例えば、地理的に近い生産施設を有する業者であれば、迅速な対応や密なコミュニケーションが可能となります。また、技術力や知見、経験が豊富な業者であれば、適切なアドバイスやサポートにより、迅速な問題解決が可能です。
EMSは、自社にはない製品生産に必要な設備やスタッフが揃っているため、自社生産よりもコストを大幅に削減できることが強みです。EMS活用により、生産設備投資や固定費、人件費の削減が可能となりますが、そのほか、材料費や生産費、その他の関連費用などを比較して業者を選定することが重要です。
また、短いスパンではなく長期的な協力体制の確立により、長いスパンでの費用対効果があるかも選定条件の1つです。良好な関係を持続しながら、長期にわたる完全なワンストップソリューションの提供により、将来的なコスト削減にもつながります。
製造プロセスのすべてを委託できるEMSの業務の中で、煩雑かつコストにも大きな影響を与えるのが部品調達です。部品調達はコスト面だけでなく、生産効率にも関係しており、EMS製造業者に部品手配の代行をしてもらえることで、自社の手間やコストを軽減することができます。
EMS製造業者の一括調達により、良質かつ低コストの部品を調達できるか、規格認証制度に基づいた登録サプライヤーから調達しているかをチェック。また、ある程度の費用枠の中でも在庫を有しているかなど、部品調達の詳細な内容についてもしっかりと把握しておく必要があります。
EMS受託製造会社を「計測・医療・航空宇宙」「家電・住宅設備」「自動車」などの業界別に徹底調査。各業界で強みを発揮し、自社製品の成長を加速させるパートナーを3社を厳選しました。
JAXA認定やISO13485の製造網で、自社ノウハウ不要で航空宇宙・医療など厳格な品質基準の市場へ安全に参入できます。
独自の全端子X線検査で高多層基板の見えない内部欠陥を精緻に検出。不良品出荷を防ぎ、重大事故やリコールリスクを大幅に低減。
高真空や放射線耐性など高度な環境試験設備を完備。過酷な環境での長期安定稼働を実証し、製品トラブルや交換の手間を大幅低減。
独立系商社の世界規模のネットワークで部材を計画調達し、市況変動に左右されない安定した生産・供給体制の構築に貢献。
部品不足時にもグローバルな情報網で代替品を迅速に提案し、部品欠品によるライン停止と販売機会の損失を抑制。
単なる手配にとどまらず、商社特有の柔軟な組み合わせ力で「ないものは創る」提案を行い、調達の課題を解決。
14カ国約50拠点(※1)の工場網を利用し、設備投資リスクを負うことなく需要地に近い現地生産や海外への生産移管を実現。
複数拠点の供給網により、有事には他工場へ速やかに生産を移管でき、顧客へ強固で安定した製品供給(BCP対応)を実現。
全製造拠点で技術や品質のグローバルマネジメントを徹底し、どの国で作ってもばらつきのない均質な品質管理をアピール可能。